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真生「どうしたの、容ちゃん?」
そう問いかけられて、やっぱり心臓が弾んだ気がする。
一目惚れ、なんだろうなこの感覚。
其れを思わず今告げそうになって、慌てて口を閉じる。
わたわたと慌てる僕を見て、くすり、と笑った彼に益々頭がぼやけてくる。
恋、なんてした事あまりないし、こんな僕が恋を出来るとは思えない。
でも、僕だって女の子だ。
少しぐらい夢を見ても良いじゃないか。
ーーだから、少しだけ、言ってしまおう。
容「えっと、いきなりで悪いんだけどさ……その……夏祭り。僕と回ってくれない、かなぁ。って……だめ、かな?」
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