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俺、何かしたっけ?…正矢は意識が遠くなる。
天使「あっ、ちょっと。だい…うぶ………?」
新婚覚めやらぬ両親を尻目に登校。クラスメートと他愛もない話、変わらぬ日を送ってたはず…何故か走馬灯の様に今朝の事を思い出していた。
天使「(……!!……!)」
ああ、授業欠席したっけ、か?…そう考えながら、彼は闇に落ちる。
希原宅 LDK (昼15時頃)
正矢は陶器を手に、電気ポットが温まるのを待つ。やがて、湯気が出始めた。
懐かしい夢を見た。その所為か…油断したら鼻唄でも奏でるところだ…彼は立ち上る湯気をおかしそうに見詰めていると…
?「小僧。まだかー!」
クレームで現実に戻された。
正矢「あっはい。もう少し待ってください!」
天使「もう。りんさん…」
何故、こんなことに…正矢は視線を声がしたダイニングへ向ける。
天使「………」
テーブルでは、背筋をピンと伸ばした天使ぽい女性(見た目は可愛い)…と…
猫「ふぁ…」
頬杖をつきながらテレビを見てる黒猫の雌(態度がデカイ)…が居座っていた。
正矢は片手でこめかみを押さえながら思い出す。
学校の屋上でR指定の惨劇を見て、家に逃げ帰ったら…背後を取られて…正矢は頭を押さえる。
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