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ジンは十分ほど走ると、 白いペンキが塗られた外観の、古びた小規模の四階建てのマンションの駐車場に車を止めた。
一軒家や小規模のマンションやアパートなどが密集している同じ町内の細い道をぐるぐる走っていただけで、先ほどの場所とそう離れてないらしい。
ふたりは車を降りた。
ユリエは『いつものように』ジンの右腕に寄り添うように自身の手を絡ませて歩いた。
とくに何か反応を示す訳でもなく、ジンは三階の一番奥のドアを開けた。
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