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古びた駅の静かな待合室で交わされる、若い男女の他愛のない会話。
B「ずっと思ってたけど、お前さ……」
A「……何よ?」
B「何気に胸でけぇよな」
A「そりゃあ、頑張ってバイトしてお金かけたもの」
B「金?」
A「女の子になるためにね……」
B「えっ……?」
A「男の娘じゃ納得できなかったから」
B「…………」
よくわからないがこれが今の若者たちの青春のやり取りなのかな、などと思いつつ、駅長は頬を緩めて珈琲に口をつけた。
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