第1章

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A「あら、随分と遅かったじゃない」 読んでいた本を閉じ、鞄からオーシャンブルーのPSPを取り出して電源を入れる。 B「待たせたわね、言葉は不要かしら?」 そう言うと鞄からクリムゾンレッドのPSPを取り出して電源を入れる。 A「いいえ、歓迎するわ。盛大にね」 お互いのゲームソフトAC3を立ち上げ、Aの隣にBが腰掛ける。 B(・・・ずっと貴女を追い続けていた) A(・・・ずっと貴女に手を伸ばしていた) B(あの時の、貴女の背中を・・・) A(今の、貴女の背中に・・・) B「さあ始めましょうA、この世でもっとも華々しく・・・」 A「もっとも激しくて・・・」 B「もっとも愚かで・・・」 A「もっとも無駄な戦いである・・・」 《メインシステム、戦闘モードで起動します》 B「私達の・・・」 A「『戦争』を・・・」 五分後・・・パッポー BREAK DOWN A「あら~♪」 B「また負けたー!!!」
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