第1章

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頭上に立ち上る煙草の煙を見つめていた A:「…………。」 B:「………ん?」 A:「…………。」 B:「さっきから俺の方を見て…お兄さんに惚れたかな?まあ…無理もないか、大人の色気ってやつだよ。ほとばしる余裕?都会の荒波に、もまれるのもいいもんだなあって今思うよ。」 A:「あの、ここ禁煙です。それと……シーー、ですよ?」 彼女は口許に人差し指をあてて、にこりと微笑む。 B:「あ、はい……すみません。」
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