第1章

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A「な…何よ。」 B「い…いや、別に。(本を読んでいる姿に見惚れてたなんて言えない///)」 A「ふんっ、そんなところにつっ立ってないで、隣に座れば?」 B「お、おう…。」 A「(Bは気付いているかな…。)」 A「(私は、本当は本を読むのが好きじゃないの。)」 A「(でも、女性が本を読んでいる姿が好きと、貴方が言っていたから)」 A「(貴方の好きな女の子になりたいから、大して好きでもない本を読むようになったの。)」 A「(…なんて、口に出したら嫌われちゃうかな。)」 B「Aはその本好きだね。」 A「うん、この主人公似てるの。」 A「(好きな人のために、自分を偽っている私に。)」
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