第1章

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いつだってそうさ。 これだから嫌なんだ。 俺の名前は夜野 掃除郎 (やの そうじろう)35歳、男。 夜間清掃員を生業としている。 主に飲食店を50店舗程担当し、それらをローテーションで清掃していくんだ。 従業員達が帰路に着き、無人となった飲食店。 預かっている鍵でドアとセキュリティを解除して、バディと二人で店内に入る。 バディの名前は アラウン ダ ミズデバーシャ(aroun de mizdevese)25歳、男。 アメリカから留学で来日している勤勉な男だ。 俺とアラウンがバディとなってから半年。随分と呼吸が合っているから、とても仕事がやり易い。
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