第1章

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間もなくページを閉じようとしている 私はいつしかまどろんでいた ふと、何者かの気配を感じた 誰か、いる 中空にぼんやりと 誰かの影が浮かんでいた B「はじめまして」 A「はじめまして」 B「本当は前に一度あなたにお会いしています」 A「そうですね、覚えています」 B「そうですか、やっと再会できましたね」 A「ずいぶん時間がかかりました」 B「待ちきれないくらい」 A「時空を超えたのですね」 B「これからお互いの目覚まし時計を合わせましょう」 A「おはよう」 B「おはよう」 A「私たち、出会うべくして出会ったのですね」
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