第1章

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本に目を落としている彼女に声を掛けた。 B「ねぇ、聞いてる?」 A「聞いてるよー」 B「君が好き」 A「へえ~…」 B「やっぱり聞いてないデショ」 A「聞いてるって」 B「じゃあ、さっきなんて言った?」 僕を見て彼女の唇がこう告げる。 A「君が好き」 B「聞いてたんだ」 A「だから聞いてるって言ったじゃない」 そう言って彼女は笑った。
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