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延々と視界の限りに続く美しい花畑。
二宮が異変を感じ取ったのは、僅かに足裏から伝わる振動からだろう。
「全員戦闘体勢！」
天海の言葉を皮切りに、花畑にいたルイと空を始め、二宮、ユキヤ、シャルキーが臨戦体勢に切り替える。
「卑弥呼。お前は下がってろ。治癒系能力を持っているからこそお前の能力はメンバーの中で重要だ」
「仕方ないですわね。どうやら私は貴方達の中では足を引っ張るだけみたいですから」
俺の言葉に卑弥呼は素直に従い、後ろに控えた天海の背後へ回る。
「出た！パソコンから１２時の方向だわ！」
天海の言葉で、全員の視線がそこへ向けられる。
異変が起きたのは、目で確認出来るぎりぎりの位置。
まだここから遠く離れた花畑で突如、地割れが起こり、地中から何かが現れた。
『ヒャハハハハハハハ！二度目の開戦で死を誘うってか！上等じゃねえか！ヒャハハハハハハハ！』
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