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冷たい瞳をした青い玉座に座る人間は、ブルーダイヤモンドの頂点に立つ者。
オーシャン・アロコンダ。
チームのメンバーからは、アロキャプテン、アロ様などの親しい名称で呼ばれている。
ブルーダイヤモンドが五芒星まで伸し上がったのは、他を寄せ付けない彼の圧倒的な冷酷さが一つの理由として上げられている。
自らの意志で本拠地を秘密に包んでいるのも確かだが、アロが他のチームと関わりを持とうとしないためか、外に情報が漏れることもあまりなかった。
冷酷なアロは物事を何においても、落ち着いて客観的に考えることが出来る。
故に、土方が訪れてきた事に対しても、アロは冷静に捉えていた。
「お前が生きているのは、局長の近藤勇、即ち、新撰組とチーム登録をしていなかったからか」
大抵の人間は、副長の座にいたはずの土方の、新撰組とのチーム登録を疑うはずもない。
何故、生きているのか理解不能に陥るのが普通。
しかし、アロは土方が生きている事実から瞬時にして、正確な答えを導き出した。
「当たりだ。俺は新撰組とチーム登録をしていなかった」
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