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何故、こんなにも俺が驚いてるか?
月のネックレスは、メインストーリーへ繋がる道具と呼ばれているからだ。
「う、嘘だろ……?月のネックレスが?あんな子が持っているというのか……?」
じゃあ、アレクサンドロスは月のネックレスを手に入れるために、あの街を襲った?
それならありうる。
大いにありうる。
アレクサンドロスなら、手に入れたいと思うはずだ。
リリルは淡々とした口調で、自信の考えを述べる。
「どこで手に入れたかはわからないけど、あれは間違いなく月のネックレスだよー。ここからは私の推測にしかすぎないけど、噂では月のネックレスは、メビウスの輪の神が所有していたと言われている。“あの戦争”に私が忍び込んだのもそれが理由のうちの一つとしてあったしねー」
俺はリリルの話に黙って耳を傾ける。
「現に神が死ぬ際、新撰組のリーダーだった近藤勇に何かを渡すのは、私が直接この目で確認した。何を渡したのかは遠かったから確認出来なかったけどー。それでね、あの子達は、新撰組側で戦争に参加してたんだ。私も接触しているというか、正体を破ったのはあの中の一人だし。そこから多分、何か事情があって月のネックレスがあの女の子の手に渡ったんじゃないかな?」
色々と驚きだが、当たってたらすげええええ!
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