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「それが当たってたら、やっぱりお前すげえよ」
リリルの推理から考えると、これまで月のネックレスはメビウスの輪の神が所持していた。
それが事実だとしたら、メビウスの輪の神は月のネックレスを隠し持っていたことになる。
チーム対抗戦終盤に、神が新撰組のチームリーダーであった近藤勇に、月のネックレスを渡した。
そこから何かあって、あの女の子にネックレスが渡ったわけだ。
どんな事情があったんだ？
いや、そもそも神が近藤にネックレスを渡したっていうのですら推測にしかすぎない。
しかも、あいつらメビウスの輪と新撰組のチーム対抗戦に参加していたのかよ。
それですら驚きだ。
じゃあ何故、生き残っている？
答えは簡単だ。
チーム登録をしていなかったからだ。
チーム対抗戦には、フィールドにいれば参加出来るからな。
俺はリリルに気になっていたことを訊く。
「あのさ。月のネックレスって、メインストーリーへ繋がっている道具なんだろ？何で、うちは手に入れようとしないんだ？」
それに対しても、リリルはすぐに答えた。
「基本クエストの道と入口が同じだからだよー」
入口が同じ？
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