戦争再開-2

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「お前は……ブラックスターの二宮」 ミケランジェロは驚いていた。 二宮の背後から、気配なく現れるもう一人。 見慣れたパソコンを手に持っている。 天海だった。 「大変だったんだから。見つけ出すの」 口調は嫌みを含む言い方だが、表情はあたしを本当に心配してくれていた顔つきだった。 そのさらに後ろから、今度は空が顔を出す。 「よかったあ。間に合ったみたいだね。ルイお姉ちゃん」 空は無邪気な笑顔で、あたしを見てくれた。 みんな……。 ミケランジェロは予想外な表情をしていたが、すぐにこう呟いた。 「そうか。お前らはクエストの占領が使えるんだったな」 ミケランジェロの様な幹部がいるなら、あたしはメインストーリーなのかもしれないと考えていた。 でも、それは間違い。 メインストーリーでは、DIMが使用出来るんだ。 それは、あたし達が初めに行った時のメインストーリーで証明されている。 花畑の戦闘の時は、普通にDIMを使っていたし。 でも、クエスト内ではDIMを使えないことがほとんど。 そう。あたしは初めにDIMが使えないことで、ここはクエストなんじゃないかって考えたんだ。 二宮には、徳川家康の死体を回収しに行くことは伝えていた。 当然、戻らないあたしに気がつくはず。 クエスト内だとしたら、天海が探し出してくれるだろう。 だから、あたしは少しでも居場所がわかるように、使えないDIMでも電話をかけっぱなしにして信号を発信していたんだ。
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