ピノキオクエスト-2

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「かー、交代で見張りかよ。めんどくせえけど、死ぬよりかはマシだな」 マイケルの説明を聞いて、第一声を放ったのが金棒男ことアドモアだった。 「与えられた仕事の責務は果たす」 ドレスを身に纏う気味の悪い雰囲気のジャネットは、高みの見物のように近くの石に腰をかけて呟く。 大柄な牧師のノートンも、マイケルのアイデアにそれは良いと頷いていた。 「誰も反対意見が出なくて良かったですね」 俺の隣にいる茶色い瞳でポニーテールのガーネットは、安心したようににっこり笑った。 壁に寄りかかる拳法服を着た李 王閏も特に反対する様子はなく、腕を組んで黙って俯いている。 「では、まず初日の見張りは私が請け負う」 口を開いたのは、さらにもう一人。 ノートンに負けないほどのがっしりとした体つきで、全身に鎧を纏い、腰にフェンシングで使うような細い剣をぶらさげた男。 確か名前はビクトリアだ。 自信満々と言った雰囲気の男。 積極的に初日の見張りを名乗り出た。 「じゃあ、あと一人……」 マイケルはそう言いながら、みんなを見渡す。 「じゃあ、候補者がいないなら僕がやろうかな」 見渡した後、マイケルは自分でそう言った。 初日の見張りは、マイケルとビクトリアで決定。 俺は、誰と組むことになるんだろうか? その日、俺は気持ちを落ち着けることが出来ずに床についた。
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