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警報警報警報警報警報警報警報
※緊急警報※
3万超えプレイヤーが、戦闘の意志を示しています
ただちに一般プレイヤーは避難してください
警報警報警報警報警報警報警報
3万!?
ジャネットは実力を隠していた?
空気が震えたような気がした。
あの枷……。囚人がする手錠みたいだけど、何か秘密があるのか……?
黒い命力。
確かに、戦慄するような禍々しさが醸し出されていて、黒い命力は針のように鋭いが、それがビクトリアに向けられていると何だか頼もしさを感じた。
ジャネットとビクトリアの距離は数メートル。
ジャネットがゆらりと体を揺らしたかと思えば、その瞬間に姿を消した。
瞬くと、ビクトリアとの距離を詰め終わり、懐に潜り込んでいる。
ビクトリアは、反応出来ていないようだった。
何故なら、ジャネットが懐に潜り込んできたことに対して何かしらの動作を行っていない。
ジャネットの掌には、巨大な黒い命力が密集する。
掌は、真っ直ぐビクトリアの腹にめがけて突き出された。
「離れろ!」
マイケルの掛け声とほぼ同じタイミングで、俺とガーネットは後ろに飛ぶ。
掌に集まる黒い命力は巨大な渦を描きながら、視界を埋め尽くすほどの目映い光を放った。
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