人の心-2

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━━━━━━━━━━━━━━ ※警報※ 1万超えプレイヤーが、戦闘の意志を示しています 周辺のプレイヤーは避難する事をお勧めします ━━━━━━━━━━━━━━ 警報が鳴り響くとほぼ同時に、反動でミケランジェロの体が数歩だが後ろへ下がった。 「それは……」 ミケランジェロが、驚愕しながら俺を見て呟いた。 「魂力……」 体の奥底から得体の知れない力が漲り始める。 これは、最近、感じていたよくわからない力とは別のものだ。 はっきりと自分の力だと言える……。 ミケランジェロは俺に向かって魂力と言った。 これが……。 自分の手の平に留まる光は、段々と電光のようにパチパチと音を立てながら弾け出す。 『驚いたな。このタイミングで三つ目の体内エネルギーが開花するとは思わなかった。すごいぞ。命力や心力よりも、明らかに濃度が高い』 それに共鳴するかのように、体の中に眠る別の誰かの力が暴れ始める。 直後、全身が燃えるように熱くなった。 ミケランジェロがさらに後退りをした。 「ば、馬鹿な……。リミットタイムだと……? 王の力と魂力がブレンドしてリミットタイムを引き起こしている」 視界は真っ赤に染まり、俺はミケランジェロに近づいた。
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