繋ぐ心 結ばれない絆 戻らない過去

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「君がこの謎を解いた時、少しは僕に追いついたことになるのかな」 頭の中では、シンデレラクエストで見た絵に書かれていた β┃l@ck┃★┃OUT が思い浮かぶ。 「僕はその謎の答えのために動いているんだ」 それが何なのかはわからない。 でも、シンバさんやみんなは優くんたちの目的を潰すために戦っている? 「大きな枠で考えれば、ユキヤを手引きして、君の友達を殺させたのも僕の目的の一つと言っていいだろう」 その途端、これまでと雰囲気が一変した。 初めて見る優くんの表情。 優くんは、悪意に満ちた笑顔を浮かべた。 「可哀想だったけどね。でも、あの子の死は必要だった。君には気の毒だと思ったよ」 これが優くんの本性なのだろうか? やはり新撰組にいた時の優くんは、全てを偽っていたんだ。 全員を騙して、目的のために揺るがない意思を持って、これまで過ごしてきたんだ。 「僕は君に感謝しなければならない。見方によっては、そのおかげで僕の手駒が増えたんだから」 「それ以上……」 これが本当の優くんなんだ。 「古手川仁くんを殺せなくても心配はしなくて大丈夫だからね。別プランが発動すれば問題はないし」 「それ以上……喋るな!」 俺は光刀の柄に手を当てた。
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