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警報警報警報警報警報警報警報
※緊急警報※
3万超えプレイヤーが、戦闘の意志を示しています
ただちに一般プレイヤーは避難してください
警報警報警報警報警報警報警報
頭の中で響き渡る警報音。
それは、これまで俺が対峙していた優くんとは全くの別人と思えるほどの強さだった。
警報が鳴る前に、目に手を当てて、何かを取っているように見えた気がする。
その違いは一目瞭然だった。
透き通るような色をした青い瞳が現れる。
優君の目の色が変化した?
いや……コンタクトをしていたのか?
緊迫した雰囲気にも関わらず、頭の中は何故か既視感に陥る。
あの青い瞳……。
どこかで、見たことがあるような気がする。
見た瞬間、今まで会った誰かと目を合わせた気分になった。
何だ?
『集中しろ。そのことは後だ』
ああ。
俺は光刀を鞘から抜いた。
辺りには白煙が漂い始める。
同時に優君は全身から炎を放ちながらも、黒い刀を鞘から引き抜き始めた。
その時、黒い刀と鞘からは黒煙が溢れ出す。
なんだあれは……?
「君の刀が光刀ならば、僕の刀は闇刀だ」
漆黒の煙が辺りに渦巻いた。
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