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「生きていたんですか！？」
美沙は満面の笑みを浮かべて、天草総長に駆け寄る。
天草総長は少し戸惑いながら反応した。
「話せばちょっと長くなりますが、その後のことは道中で説明します」
ジャネットと天草総長。
ジャネットはマリアの肉親だったな。
この二人がついてくれるなら、心強いことは間違いない。
それにしても、リリルさんと天草総長たちが繋がっていたなんて、知らなかった。
天草総長は、ホワイトマジックの所属なんだよな。
レッドキングダムとブルーダイヤモンド。
そして、ホワイトマジック。
この三チームは敵対関係じゃないのか？
「じゃあ、あとのことは頼んだよー」
リリルさんがそう言うと、天草総長は手を差し出して返事をした。
「わかりました。私が責任を持って、任務を遂行します」
いつもと違って、真剣な口ぶりだ。
リリルさんはニッコリと微笑む。
「ホワイトマジックの提案を飲んでくれてよかったです。ありがとうございました」
天草総長とリリルさんは、がっしりと握手をした。
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