474人が本棚に入れています
本棚に追加
すかさず私はみんなから少し離れた場所に移動して、DIMを取り出しました。
着信の相手は……。
土方副長ですか。
私は眉を曲げた。
絶対にメンドクサイ用事じゃねえか!
おっと。おっと。
私は通話ボタンを押して、耳に当てた。
「もしもし。天草ですが。ただいま戦闘中のため電話に出ることができません。ピーっという発信音の後に」
『もしもし。とか言ってんじゃねえかよ』
怒りに満ちた声が、DIMの向こうから聞こえてくる。
これは凌げませんね。
今回は諦めて、また別の戦法を考えておきましょう。
「すみません。電話の調子が悪かったみたいです。どうしました?」
『だいたい決着がついたぜ』
「決着……?」
一体、何のことでしょうか。
『また忘れたのかよ。お前は。協戦契約の話だよ』
「思い出しました」
世界が変わる瞬間まで、もう時間がありません。
そこでメインストーリーの打破は諦めて、五芒星が手を組んで、いよいよ運営に戦争を仕掛けるって計画が動いていましたね。
アレクサンドロスは崩壊したため、実際には4チームしかありませんが。
最初のコメントを投稿しよう!