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そう言えば、私はそのためにメインストーリーのシステムの破壊活動をしているんでした。
『うまくやったんだろうな?』
「ええ。メインストーリーのシステムは無事に破壊できました」
『よし。じゃあ結果を話すぞ。ブルーダイヤモンド、ホワイトマジック、レッドキングダムは無事に協戦契約を結ぶことに成功した。ここまでは予想通りだな』
「問題の部分は……?」
私は自然と湧いてくる怒りを必死に抑え込んだ。
『ブラックスターはまだだ。これからアロとリリル、それにお前のとこのシャルアネットが交渉にいく』
「そうですか」
ブラックスターは、私たち新撰組を滅ぼした奴ら。
もちろん憎いです。
しかし、それ以上にブラックアウト全体が逼迫した状況に陥っています。
ブラックスターだけを交渉から外したら、必ず納得できない人たちがでてきます。
客観的に考えれば、ブルーダイヤモンドにしろ、ホワイトマジックにしろ、レッドキングダムにしろ、新撰組を倒したブラックスターは評価されています。
これは苦渋の決断ですが仕方ありません。
ただし……。
副長は言った。
『計画通り、交渉決裂の場合は、3チーム共同でブラックスターを潰すことになっている』
そう。
ブラックスターが従わない場合は、メンバー全員がゲームオーバーになります。
私はDIMを握り締めた。
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