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それから、
「あの、子供がハンカチを落としたみたいで―…」
「かしこまりました。遺失物係に問い合わせ致しますので少々お待ちくださいませ」
「すみません、冷凍品をちょっと置きたくて―…」
「こちら地下一階エレベーター前に冷蔵コインロッカーがありますので―…」
業務をこなし、
PM18:30、本日はこれで上がり。
営業部に用事があるという上原主任と別れて、ロッカールームに歩いていく。
と、その途中、
「高垣さん、高垣さん」
非常階段がある方向から私を呼ぶ声が聞こえた。
「あ……っ」
私を呼んでいたのは、食堂でプリンをくれた宇佐見さん。
っていうか、大好きな彼氏、大輝。
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