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「もう、とっくに飲み会はお開きです」
「え?」
「既に解散しました」
「そ、そうなの……?ていうか、ここ、寧々ちゃんの―…」
大輝の口から出た言葉に、
「そうだよ。私の部屋」
やっと気付いたか、遅いし!という気持ちで言葉を返す。
「嘘!?俺、課長に焼酎をボトルでずっとつがれてて―…かなり飲んで酔っ払って―…」
額に左手をあてて、記憶を辿る様に言い、
「寧々ちゃん、一人でここまで連れて帰ってくれた……の……?」
と、私を見る大輝。
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