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目を覚ます気配も見せてくれない。
この状況って、今夜もダメ……?
泣きそうになっていたら、
「こっち、おいでー…」
いきなり大輝の口からそんな言葉がこぼれて、抱きしめられた。
そして、私の頭に手をおき、優しく髪の毛を撫で始める。
「大輝……っ?」
嘘?
起きてたの?なんて思って、ドキッとしてしまったけど、
「いいコだね~よしよしいいコだねぇ~…」
「?」
「後でブラシで梳いてあげるねぇ~…」
「ブラシ……?」
「エリザベス……」
「……」
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