2、白昼、回想と告白

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「あ~それは有り得る」 「上原主任!ちょっとは“そんな事無いよ、きっとお酒を飲みすぎて男の事情があったんだよ”とか“これまでの事にも深いわけが”とか、フォローして下さいよぉっ」 「え~それも虚しくさせるだけでしょ?」 「う……」 「でも宇佐見くん、模範的なザ、好青年って感じだし、先輩同僚後輩ウケいいし、変な噂聞かないし、キスまでいってるんなら、それから先はかなり慎重になってるだけなんじゃない?」 「それは―…私が魅力的で可愛いすぎて、それだけでも恐れ多いのに高級セクシーランジェリーまで一緒だと衝撃が強すぎて逆に手を出せない、とか……」 「いや、それは知らないけど。っていうか、羨ましいわ。高垣さんのその自信……ま、実際店内で1、2を争うレベルの可愛さだけど……」 「ありがとうございます……わかりきってる事ですけど、上原主任に言われると嬉しいです」 「どうも~…」 そう。 普段辛口コメントが多い、この上原主任でさえも“店内1、2のレベル”って認めるくらい。 私も自分の外見はいけてるって自負してる。
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