第1章

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B「・・・・・・」 A「こんにちわ、いい天気ですね」 B「・・・・・・」 A「あいにく今日は何も持ち合わせていないのです。すいません」 B「・・・・・・」 A「これですか?恋愛小説です。あまり嗜まないジャンルですが今日はちょっと手を出してみました」 B「・・・・・・」 A「なんですかその目は、似合わないとか思ってます?心外です」 B「・・・・・・」 A「私だっていつかはこの本の主人公のように誰かを好きになって、恋愛して、結婚して、いずれ町をはなれ・・・・・・」 B「・・・・・・」 A「いえ、いまのは忘れて下さい、きっと私はまたこの駅に来ますから。だって」 B「・・・・・・」 A「私はあなたのことが好きだから」 ガタンゴトンガタンゴトンキキィィィ・・・プシュゥゥゥ A「電車が来てしまいましたね。それではまた明日」 B「・・・・・・・ニャー」
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