第1章

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僕は彼女にBと呼ばれる。 ヒトならざる僕は彼女には見えていない、それなのに彼女は話しかけてきた。 誰かと話をすることは久しぶりの経験だった。 Aとの会話はいつも一言ずつだけれどそんな会話がたまらなく楽しく、嬉しかった。 たった一言の会話を楽しみに次の日が来るのが待ち遠しい、そんな生活が3年間続いた。 4年目からはAがここに来なくなってしまった……。
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