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懐かしい夢を見た。
学生のころの夢。
社会に出て、結婚し、年を取って孫が生まれても忘れなかった3年間の思い出。
身体を悪くして入院し、ボケが進んでしまったのか、結局は忘れてしまった大切な思い出。
それを、ついに思い出した。
若いころのことを考えているからだろうか、身体が軽くなったようにも思える。
ためしに、起き上がり立ってみようとすると、問題なく立ち上がれた。
……ここ最近は寝たきりの生活だったというのに。
そして気づいてしまった。
私は死んでしまったんだと。
もう、悔いは無いと思っていたけれど……。
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