第1章

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B「…感動したな。まさか、これ程までとは…。」 B「僕の理想の女性とピッタリと合っている。」 B「きれいにまっすぐとまとまった黒髪が光に照らされて微かに色付いている。真面目そうで、何でもテキパキとこなせるようなしっかりとした目付きをしている。眼鏡もよく似合っている。」 B「もう、自分を偽る気はない。」 B「あなたは一つの穢れも持たない、純粋な佇まいをしている。しかし、あなたの容姿は僕の心の中に穢れた心を沸き立たせる。」 B「あなたを大切にしたいと思いながらも、穢れてしまっているこの手であなたに触れたいと思ってしまう。」 B「あなたを僕のものに出来たとしたら何と幸せなものだろうか。」 B「しかし、それは叶わないだろう。」 B「なぜなら、僕は人間であり、あなたは絵なのだから…。」
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