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「望月、お前より夏目の方が苦しいんだ。自分のせいで大切な人達を泣かせてしまうんだから。死ぬ、ていうことはお前が暗く考えることじゃない。別に、死ぬことは悲しいことじゃないんだよ。分かれ」
そう言った、黒澤さんの目には涙が溜まっていた。
「泣けばいいじゃないっすか」
「誰がお前の前で泣くか。ほら、早く夏目のとこ行け!」
「黒澤さんも一応女性なんで、どうぞ」
僕はハンカチを黒澤さんに渡すと、黒澤さんは軽く微笑んだ。
「覚えてろよ…望月」
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