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「「爆発して火災? 」」
「そうなんだよ。当時、
その工場の社長さんは
その工場の直ぐ隣に家
を建てて家族と住んでたんだ」
いや~な予感がした。
が、そのままオジサンの
話を聞く事にした。
「自宅にも
燃えうつってしまってさ……」
急に喉がカラカラに
乾いた感じがした。
オジサンは話を続けた
その工場は深夜に爆発し
あっという間に大火災。
隣の社長宅にもその火は
燃えうつり、当時、そこに
住んでいた社長夫妻と
その子供達は1度は全員、
自宅から外に出た。
だが一番上のお姉さんが
「弟が居ない! 」
と燃え盛る自宅に走って
また戻ったそうだ。
私とナオは顔を見合わせて
から再びオジサンを見て……
「それから、
どうなったのですか? 」
と質問したら……
「結局ね、その一番上の
お姉さんと小さな弟さんは
一番上の部屋から焼死体で
見付かったんだよね……」
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