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クラスは違うけれど同じ小学校の友達、掛川麻理(かけがわまり)は果凛と小学校でずっと同じクラスだった親友だ。
果凛と同じ吹奏楽部に入部し、もちろん通学も帰宅もいつも一緒。
「ねえ麻理っぺ!昨日同じクラスの相澤君って子と散歩中にあったんだけど…チョコがなついたんだよ!すごいよね。」
昨日あった話を報告。
「え!ほんとに!すごいな~相澤君て。私でさえなつくのに半年くらいかかったのにねぇ」
そう、チョコが人になつくのは仲の良い麻理でさえ時間がかかったのだ。
「よっぽどの犬好きとか?」
果凛の中に疑問が渦巻く。昨日から勇人が気になってきた…
「ねぇ夏実…。相澤君って犬好きなの?」
「どうなんだろ…なんで?」
果凛は慌てながら昨日のことを話した。
「ふ~ん。犬好きかぁ…聞いてみるよ。」
夏実はちょっと嫉妬したようだった。
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