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次の日夏実は学校を休んだ。
果凛は昨日あったことを知らない…
夏実にMailをして別れたことを知ったのは夕方のこと。
吹奏楽ではサックスを吹く果凛…今日はサックスの音が弱い。
夏実を困らせた勇人を許せない果凛。ただちょっと気になるあいつ。部活帰りにバスケ部を覗いてみた
初めてみる勇人の部活姿は新鮮だった。
果凛の胸がきゅんと締め付けられた…
ただあいつの姿を見ていた
バスケ部が終わるまで果凛は待っていた。
「相澤君!ごめん…ちょっといいかなぁ…」
部活仲間の人に冷やかされる中、勇人はそそくさ果凛を連れて帰る。
「小林…、夏実のことだよね。」
用件はあいつから切り出した。好きな人がいないからとりあえず付き合う…なんて適当な付き合い方を果凛は責めた。
果凛は傷つけるのも傷つくのも怖かったから…
もちろん勇人も後悔していた。真剣に夏実が好きだった。
そんな話をしながら果凛はなんだか2人の愛に嫉妬した…
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