5人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
桜もきれいに花開き、春の訪れを予感させる…
４月…
「小林果凛！」
「はいっ！」
今日は入学式…
小林果凛(こばやしかりん)は今年中学生になる。
まだ袖をとおしたばかりの新しい制服。少し大きめで長い丈のスカート。歩きなれないスニーカーで新しい学校生活が始まった。
なれないクラスでの緊張感。仲の良かった友達とは違うクラス…
果凛は不安だった。
周りの子達はみんな同じ小学校だったらしく、仲よさそうに話ている
「どうしよう…」
果凛は見てるばかりで輪にはいっていけなかった。
「あなたどこの小学校？」
果凛の背中を誰かがつついた。
目がパッチリした明るそうな女の子が話しかけてきた。その瞬間果凛は少し不安から解放された。
「近くの桜小です。」
まだ緊張していたので敬語になってしまった
「私は梅小！
はじめまして！
私は宮崎夏実(みやざきなつみ)っていうの。よろしくね！」
入学して１日目にして親友ができた。
最初のコメントを投稿しよう！