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「5年前…公園で遊んでた時にチョコを見つけて連れて帰った。まだ子犬で寂しそうにしてたから…タオルとか牛乳とかあったのは…相澤君が大切に世話してあげてたからなんだね。チョコはココアだよ!」
「やっぱりココアだったんだ。拾ってくれたのが小林で良かった!」
勇人は嬉しそうな笑顔で果凛に話しかけた。
その笑顔に思わずキュンとする果凛…
2人の距離は近づいた
「相澤君……。」
果凛がつぶやく
ヒュ~~ドンッ
ヒュ~~ドンッ
祭りの花火があがる
「………。」
気持ちを伝えようとする果凛だがうまく言葉がでてこない。
この気持ちがほんとに恋なのか…勇人が気になる。それだけ伝えたい。
「……あの…、相澤君のこと…もっと…知りたいと思った。」
果凛の思いがけないセリフに勇人も戸惑う
「……え?」
「あの………。」
うまく伝えられない。もどかしいのと不安と戸惑いで頭の中で何を考えているのかもわからない。
あと少し勇気をだせば…
「小林…。」
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