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次の日…
「ねえ果凛~…」
もう果凛は夏実と呼び捨てする程仲良くなった。気があったのだ。
「果凛は彼氏いなかったの?好きな人とか⁉」
女の子はこういう話でよく盛り上がる(笑)
「う~ん、実はまだ好きとかわからない。気になる人はいたけど…好きっていうのはまだないかな…。」
「そうなんだ…意外!果凛かわいいから私だったらほっとかないのにな。」
確かに果凛はモテた。
小学生の頃からかわいいというよりは美人な顔立ちで頭も良かった。運動もできマラソン大会では女子1位!
おまけに学級委員長…
高嶺の花だった。
しかしそんな果凛でも男の子が絡むと消極的になる。
自分に自信がなかった。
何度告白されようが考えもせずにとりあえず断った。理由を問いただされると好きな人がいる…と適当な嘘をついた。
モテたが自分から好きになった人がいなかった。
「じゃぁ中学生で初恋か~初めて付き合うんだね!応援する!」
「まだ好きな人もできてないのに(笑)でも私も恋してみたいな…へへっ」
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