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「きゃっ!」
「あ、ごめん。」
下駄箱でぶつかった。
背の高い男の子。
「い…いえ、大丈夫です」
果凛は落としたかばんを拾う。
「小林か…。」
果凛を知ってるようだ。
その男の子はかばんと一緒に落ちた生徒手帳を拾ってくれた。
『誰だっけ?見たことあるな…。』
「大丈夫か?」
「はい、大丈夫です。」
「気をつけろよっ。」声は少し小さかった。
同じクラスの男の子。
夏実の隣…
果凛の斜め後ろの男の子、相澤勇人(あいざわはやと)だった。
夏実と話すことで夢中だったから気がつかなかった…席に座ってるイメージしかなかったから背が高いことを今知った。
ぼぉ~っとしてた果凛。
「明日誤ろう。折角席近いし。」
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