第1章

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A「アナタも朝一で戻るの?」 B「うん。キミは本を持ち帰るんだね。」 A「ええ…。アナタは?」 B「僕は……煙草。」 A「お互い好きだった物を持たせてもらったわけね。」 B「そうだね。あっ、来たみたいだね。」 A「そうね。続きは戻ってから、来年の夏までゆっくりと読むわ……。」 8月16日(お盆)早朝。送り火を待つ二人であった。
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