2.5章 [第1回脳内談議 俺とワシとこの世界について編]

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「ま、名前なんてそんなもんだよねー。親も響きがいいからつけたって言うし。」 「そうか。ついでに訊くけど年は?見た感じ年老いてるけど。」 「今年で50354歳だねー。参考程度にーこちらでは7万歳から成人として認められるよー。」 「あんたまだ成人しないのにそんなヨボヨボの爺さんなのか。そりゃモテんわ。お気の毒に。」 「いやー、別に本当はこんな姿じゃないんだけどー規則があるのよねー。」 何処の世もしがらみと規則は不足してないんだな。 「その規則ってのがー、君たちの前に姿を出すときはー威厳を出すためにー老人の姿になれーって物なんだよねー。」 「図画工作気分で創ったのにそんな規則あるのか。でもはっきり言ってその姿でその口調って威厳じゃなくて違和感しか出てないぞ。」 「分かってはいるんだけどねー、話し方なんてそう変えられるもんじゃないしー。」
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