2.5章 [第1回脳内談議 俺とワシとこの世界について編]

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「お前の言い訳なんざ訊きたくない。次の質問に行くぞ。」 「何気に理不尽だなー。」 「あんたは随分前に俺が気を失っていると言ったが、俺は生きているのか?」 「生きてるよー。君はあの程度じゃ死なようにしてあるからねー。」 ほう、やはり俺の肉体を強化してくれたのはこいつか。 「やっぱ俺の肉体と脳を強化してくれたのはあんただったか。それに関しては礼を言うよ。ありがとう。」 「いえいえー、どういたしましてー。素直にお礼が言えるなんてえらいねー、おじさんが飴ちゃんあげるー。」 「喉が渇いているやつに対して飴ってどうなん?まぁもらうけど。」 「あっごっめーん。飴ちゃん持ってなかったわー。」 その落ちは予想してた。 「でー、1つの質問に対してー君の疑問2つを華麗に解決したーワシにーもっと質問していいよー。」 こいつ、お礼言われて図に乗ってきたな。ウザイからさっさと訊きたい事訊いて終わらそう。
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