2.5章 [第1回脳内談議 俺とワシとこの世界について編]

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「そうだねー。まぁ君の場合はレーナ様とその仲間たちに見つかったら出生とかどうでもいいと思われるかと思うけどー。」 あぁ、すっかり忘れてた。あいつらのことすっかり忘れてた。 「あー後ねーこの辺に山とかがあるよー以上ー。」 急にやっつけになったな。結局見せた地図2枚だけじゃねぇか。 「まだ質問あるー?もうご飯にしたいんだけどー。」 「あー、なら一気に訊くが、貨幣の流通は?科学はどのくらい進歩してる?魔法の使い方は?」 「貨幣は双方の大陸の全ての国に同じものが流通してるよー。君のローブの中にー結構入れといたからー。」 「お気遣いどうも。」 「あー、喋らないでねー。脱線の元だから。」 礼を言ったらこれだよ。理不尽極まりないな。 「次にー科学はーぜんぜん進んでないよー。理由は言わないけどー。」 原因は大体分かる。魔法の存在のためだろう。
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