3章 [合法ロリを愛でることは犯罪ではないと思う……思いたい]

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俺が考える素振りを見せるとメアリーさんはそれを手で制してくる。 「いえ、結構です。このような物言いは失礼ですが。そのお姿から大体のことは察せますので。」 一体何を察したのだろう。てか察するなら名前を訊く段階で察してほしかった。しかし、考えなくていいなら楽だしそれに甘えて 「すいません。」 とだけいうと、 「フフッ、いいんですよ。」 そうやわらかく返してくれる。それ以降互いに会話が無くなり魚を食っているだけになりそうだったので、気になったことについて質問する。 「あの、無礼承知で訊きますが髪がボサボサで服に土がついてるのって何故ですか?」 「あっ、それはぁ、森でケルベロスがいて隠れて動いていたら迷ってしまいましてぇ。一日だけ野宿を。」 顔を少し赤くしながら少しだけ俺がローブを着ていたときの喋り方になり、身をくねらせる。
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