魔法の世界で一人石器時代

3章 [合法ロリを愛でることは犯罪ではないと思う……思いたい]

「あらあら、何でも訊いてくださいな。」

ん、今何でもって言ったよね?さすがに思うだけに留める。

「じゃさ、金貨ってどのくらいの価値があるの?」

俺の質問に対し目を丸くするメアリー。まぁそれも当然だろう。金の価値を訊いてくるなんて、俺だったら訊くやつの正気を疑うね。

「一体どうしてそんなことを?」

さすがに不審に思ったのだろう。俺がそれに対するあらかじめ考えておいた言い訳を言おうとすると

「いえ、訊かなかったことにして下さい。事情は人それぞれですから。」

また、手を出し制してくる。あなたは一体何処まで聖人に近づくおつもりですか。

「金貨は1枚で銅貨1000枚分です。ちなみに銅貨100枚が銀貨です。参考程度に金貨1000枚で小さめの家が建ちますね。銅貨1枚でりんごが買えます。」

そう考えると金貨10枚ってそこそこ大金な気がしてきた。ついでに物の価値が前の世界と比べて違うこともわかったな。