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「ですので、王都の人はたまにデモを起してレーナ様の潔白を叫んでいるのですが」
「成果はないと」
コクンと頷く。まぁ、レーナが何故俺を暗殺者に対抗させるのかは知らんが、不信に関しては全体像が見えたな。
「では、そのレーナ様の傍にいる2人に関してききたいんだが。」
「はい。サーリー様とシハ様ですね。」
ふむ、どうやら王都のほうでも名は通っているらしい。
「レーナ様同様とても聡明なお方といわれ、王都の治安維持にかなり貢献なされているのですよ。」
うっそぉ。シハの方はともかくサーリーは聡明には見えない。恐らく魔法で洗脳でもしているのだろう。とんでもねぇやつだな、サーリー。
「じゃぁ、10年前に王国内で孤児院の襲撃の事件とかなかったか?」
「……それもご存知なのですね…」
「え?」
急に場の雰囲気が重たくなる。まさか地雷を踏んだか。
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