第1章

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A「そこにいるの…気がついているけど」 B「…」 A「別にあなたを責めたりしないよ。全部私が悪いんだからさ。それでも、最後にお別れだけはきちんと伝えたい」 B「なんで、私を責めないの!そうやって自分ばっかりカッコつけて、私はさ…」 A「広瀬くんのこと好きだったんでしょ。だったら…」 B「親友だったのにさ、こんな形でお別れなんて嫌だよ!」 A「じゃあどうすればいい!私は、あなたと広瀬くんが一緒に楽しそうにしているところを卒業まで羨ましいと思いながら過ごす?そうなったら、あなたのことだってきっと許せない」 A「でもさ…」 B「でも…なに?」 A「いつかあなたと笑って再会出来たら…そうしたら、きっと今よりもずっとずっと私は幸せだと思うんだ。だから、笑って見送ってよ」 B「…(泣きながら笑顔を見せる)」
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