第1章

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眼鏡少女「今年も会えたわね」 男子「一年事の楽しみさ。体の調子はどう?」 眼鏡少女「良くなってるわ。ただ!辛いことがあるの」 男子「辛いこと?」 眼鏡少女「一年でこの時期にならないと貴方に会えないことが辛いの」 男子「えっ、どうして」 眼鏡少女「中学生の時に初めてこの休憩所で貴方と会って、年に一度会うようになっていくうちに、好きになったから。貴方の事が」 男子「今まで気付かなかった、それには謝るよ」 眼鏡少女「でも、貴方とは付き合えない」 男子「未来から来たとか?」 眼鏡少女「惜しいわね。私は過去から来た人間よ」 男子「過去からだって!?」 眼鏡少女「そう、貴方たちが教科書と呼んでいる書物に書かれている時代から来たわ」 男子「君は歴史上人物なのか」 眼鏡少女「私の名前は、卑弥呼だ。今までの事は忘れない。さよならだ」 男子「卑弥呼、俺も忘れないよ」
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