第1章

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A「珍しいですね。あなたがここに来るなんて。」 B「君が悩んでいるようだったからね。」 A「おや、気付いていましたか。」 B「そりゃ…ね。僕は君がいなければ生きていけない。だから君の心理状態には人一倍、気を使っているからね。」 A「それはありがたいですね。でも、あなたには彼女がいるのでは?」 B「知っての通りさ。もう3ヶ月になるね。」 A「なのに私と二人っきりで会ってもいいのですか?」 B「彼女も分かってくれるさ。だって、君の指先一つで僕達の関係は終わるんだから。」 A「終わらせるつもりはありませんけどね。」 B「ああ、知っている。だから僕はここに来た。」 A「お陰で助かりました。」 B「恋の感情は思い出せたかい?」 A「ええ、あなたに幸せになって欲しいと思いました。 B「そうか、それじゃ、僕は物語に戻るよ。僕は、僕の幸せを願う君を、君の文才を信じているよ…。」
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