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「どこ見てんだよ。こっちだぜ」
赤髪の男が声の方へ振り向くと、悪人顔に坊主頭の青年がニヤニヤしながら近寄って来る。
「うちのギルドは強盗や殺しが禁止でねぇ。破ると王国の憲兵なんかがうるさいんだよ。悪いがアンタ、死んでもらうよ…」
坊主頭の青年は、腰からナイフを取り出して赤髪の男にゆっくり近づいていった。
赤髪の男も黙って殺される気は毛頭ない。血塗れたナイフを構えると、一気に坊主頭の青年に襲いかかる。
「クッソー!こんなトコで死ねるか!」
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